ペット・アニマル

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一番身近な仕事。ペットに関する幅広い知識も必要

業界規模

JKC公認トリマー資格登録者数(2015年以降)

C級 B級 A級 教士 師範 合計
2015年度 5,495 8,098 1,795 94 13 15,495
2016年度 5,552 8,059 1,783 96 13 15,503
2017年度 5,655 8,104 1,774 97 13 15,643
2018年度 5,829 7,992 1,792 97 13 15,723
2019年度 5,730 7,857 1,794 96 13 15,490

(年度末統計)

ペット・アニマル業界

最新動向

トリマーの資格にはJKC(ジャパンケネルクラブ)公認資格や、JDA(全日本愛犬技術者指導協会)認定トリマー、サロントリマー検定(全国動物専門学校協会)など複数あります。トリマーは美容の知識と技術だけではなく、犬以外に猫などのペット動物の健康、飼養管理に必要な知識まで、飼い主からあらゆる相談を受けることが多いため、幅広い知識を持っておく必要があります。ペットの高齢化が進み、様々なニーズが生まれていることから、活躍のチャンスは広がっています。

獣医師と飼い主の間に入って、診療・治療をサポート

業界規模

<産業動物診療所> 3,987施設
<小動物診療所> 12,247施設

(農林水産省統計/令和2年12月31日現在)

従業員数

<認定動物看護師の登録者数> 27,117名

(2021年5月1日)

ペット・アニマル業界

最新動向

2020年のコロナウイルス感染拡大防止のために発表された緊急事態宣言を受け、動物病院によるペットのオンライン診療サービスなども誕生しています。まだ、実施している動物病院は少ないですが、オンライン診療が増えてくると、動物看護師も多様な働き方ができるようになるかもしれません。

ペットフード需要は堅調。新しいサービスも増える

業界規模

<関連総市場> 1兆6,543億円

(2021年度(予測)矢野経済研究所調べ)

ペット飼育数

<ペット犬の飼育頭数> 848万9千頭
<ペット猫の飼育頭数> 964万4千頭

(一般社団法人ペットフード協会 2020年全国犬猫飼育実態調査)

ペット・アニマル業界

最新動向

2020年は犬の飼育頭数が、848万9千頭に対して猫の飼育頭数は964万4千頭で、前年に引き続き猫が犬の数を上回りました。ペットの高齢化に向け、ペットフードの多様化に始まり、医療、保険、また体のお手入れや健康促進に配慮した産業、ペットエステやドッグヨガ、さらにペットと泊まれる宿泊施設やペットの最期を演出する葬祭業など、製品・サービス市場が拡大傾向です。

家庭犬訓練の需要が増え専門職は増加傾向

業界規模

<全国の警察犬訓練所の数> 130ヶ所

(日本警察犬協会公認訓練所数2021年1月現在)

<全国の盲導犬訓練団体の数> 8団体

(全国盲導犬施設連合会加盟施設数)

<全国の動物園の数> 90ヶ所
<全国の水族館の数> 50ヶ所

(日本動物園水族館協会加盟施設数)
※上記のほかに日本動物園水族館協会以外の動物園、動物展示施設が
全国に約150あります。

ペット・アニマル業界

最新動向

近年では「犬は家族の一員」です。室内犬の飼育率が非常に高くなり、家族での外出時は犬も一緒に連れて行くことが増えました。そこで、犬が人間社会で暮らしていくための基本的なルールをきちんと教えたり、さらには、災害救助犬や警察犬、盲導犬・聴導犬といった非常に高度な作業を行う犬まで、飼い主の問題や要望に応じた犬を訓練するプロフェッショナルが必要とされています。こうした犬の訓練士へのニーズが増えています。

Q&A形式で知る業界の最新キーワード

Q1  「ペットテック」っどんな意味?

A.ペット×テクノロジ一
ペットの長寿化と高齢化が進み、世界中でペットビジネスの領域が拡大しています。アメリカでは、留守番中のペットを見守るカメラやGPS機能付きの首輪、スマホアプリでペットの心拍数を可視化できるシステムなど、IT技術を活かしたペットの健康・安全管理が注目され、広く普及しています。ペットテックの世界での市場規模は7年で4.44倍になると予想されています。

Q2  VMAT(ブイマット)とは?

A.被災した動物を助ける獣医療チーム
Veterinarian Medical Assistance Teamの略で、災害発生時に人命救助を妨げないで、初期の被災動物の救出・保護活動を行う獣医療チームのことです。動物の救急・救護処置に関する講習を受講した獣医師や動物看護師、訓練士等で構成されています。近年災害が多くなっていることもあり、その活躍が期待されています。

Q3  「ファシリティドッグ」って何?

A.一つの病院に常勤している犬のこと
ファシリティドッグは、病気等になってしまってストレスを抱えた人に安らぎを与えられるように訓練されています。セラピー犬のように時々訪問して触れ合うのとは異なり、毎日のように顔を合わせることもできるため、個々の患者さんにより合わせた活動を行うことができます。なお、ファシリティドッグのハンドラーは、医療資格取得者を設定することになっています。

新卒採用情報

初任給の違いはあれど、待遇はあくまで技術や頑張り次第

 ペットに関するサービスが盛んな現在、依然と需要は高く、就職活動の状況は近年大きな変化はありません。
 では就職後はどうでしょうか。初任給について下の表にあるように、一般的には4年制大卒者は短大・高等専門学校卒者よりも給与が高くなる傾向にあります。ただし獣医師や研究・開発職などのより専門的な職種や会社の中で将来経営にかかわる総合職を除けば、動物に関する専門職では個人の技術や能力の問題が重要であり、大学卒か専門学校卒かの学歴は重要ではありません。給料は特に技術に応じて決まる傾向が強いので、収入面での期待は個人の頑張りによって左右されると言えるでしょう。大企業では安定した給料を得られる可能性も高くなります。

●出身別の初任給の違いの目安
 厚生労働省「産業別新規学卒者の初任給の推移(令和元年)」

  全体平均 男性平均 女性平均
高等学校卒(産業総計) 167,400円 168,900円 164,600円
短大・高専卒(産業総計) 183,900円 184,700円 183,400円
 生活関連サービス業・娯楽業 185,000円 185,200円 185,000円
大学卒(産業総計) 210,200円 212,800円 206,900円
 生活関連サービス業・娯楽業 209,000円 215,400円 204,700円

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