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介護業界の人手不足をストップ!「助手で補う」という考え方

こども・福祉・心理・看護・医療

 介護など人手不足が深刻な業界で、未経験者を「助手」と位置づけて新たに募集する企業が増えています。経験者や有資格者など従業員の業務を見直し、未経験者でもできる仕事を助手に任せるというもので、慢性的に働き手が足りない中での苦肉の策ながら、まず人材を確保し、将来的に教育を施して育成するという狙いもあります。
 介護大手のツクイでは「ケアサポーター」と呼ぶ職種を18年2月に新設。入居者の話し相手や配膳など、介護福祉士の資格を必要としない仕事を専門に行います。比較的取り組みやすい業務内容のため、若手や主婦層、元気なシニア層といった潜在的な労働力の発掘につながっている模様。現場からは「介護職員は専門的な業務に集中できるので助かる」という声もあるように、職員の残業時間削減や1人あたりの労働負荷を和らげる傾向にあります。
 経験がなくてもコミュニケーション力とやる気があればよいという職場が増えてきているようです。
(日本経済新聞 2018.5.8より)

2019年7月20日更新

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