VR技術を使って防災訓練 コスト削減にも有効
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VR技術と言えば、「PlayStation VR」に代表されるようなエンターテインメント分野のもの、という印象が強いかもしれません。しかし、実際にできないことをあたかもその場で起きているように体験できる、という意味では、災害や事故の訓練での活用も有効だと言えます。
イギリスでVRソフトの開発を行うRiVR社ではこの度、火災防災訓練用のVRソフトを開発し、イギリスの消防救助隊へこのソフトが導入されているようです。
このVRソフトでは火災で焼けてしまった倉庫をバーチャルで作り上げ、その中を隊員が動きを確認できるものになっています。こうした訓練を実地で行うと、スタッフの派遣や、消防車などのコストが毎回かかりますが、VRならその心配もいりません。
この例のほかにも、工事現場の安全教育や交通安全指導にもVR技術が生かされています。
(参考:VR Inside)
2019年7月20日更新