理容師

女性向けや介護福祉など新たなサービスも広がる

どんな仕事?

シェービングでも活躍する理容師

理容師の仕事はカットやシェービングによって髪やヒゲ、地肌を清潔に保つことです。美容師との違いはカミソリを使った「シェービング」ができること。これまで理容師は、主に男性客に対してサービスをおこなう仕事でしたが、最近は、女性へ向けたサービスとして「レディースシェービング」が注目されています。顔へのスキンケア効果のほか背中のムダ毛処理等、ブライダルエステでも取り入れられており、人気のサービスになっています。様々な場面で活躍できる柔軟でフットワークの良い理容師が求められていくでしょう。

つくには?

国家資格に挑戦しよう

理容師は国家資格です。国家試験に合格すると理容師になることができます。試験は筆記と実技の2種類があり、双方に合格する必要があります。実施期間は、春と秋の年に2回。受験生は1年に2回試験を受けるチャンスがあります。理容系の専門学校(昼間課程)に通った場合、2年次の2月初旬(1部地域は1月下旬)に実技試験、3月に筆記試験を受験することになります。なお、科目は多少異なりますが、理容師の試験概要は美容師の国家試験と共通点があるため、理容師と美容師の両方の資格を持っている人が増えてくるかも知れません。

適性は?

医療・介護の現場でも活躍できる

カットやシェービングの技術を身につけるために、何事もコツコツと続けられる人が理容師に向いています。また理容師は毛先を整える正確さが求められるため、集中力や繊細さが必要です。最近では介護や福祉の現場で、高齢者や障がい者を対象とした、訪問理容サービスが注目されています。理容師を目指す人は技術だけでなく、コミュニケーション力や介護や福祉に対する正しい知識も身につけておくと幅広く活躍できるでしょう。

関連学科

理容科 など

持っていると有利な資格

管理理容師、ケア理容師、ヘア・カウンセラー資格、福祉理美容士 など

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