調理の仕事

調理の主な職業

つくにはチャート1

三ツ星レストランから寿司・和食・給食まで多種多様

外食産業の市場規模は堅調に推移
人材育成がカギ

分野について

 東日本大震災が起きた平成23年を底に、外食産業は緩やかに回復傾向にあります。一般社団法人 日本フードサービス協会が発表した「外食産業市場規模推計の推移」(平成29年1月)によると、平成27年の外食産業市場規模は、比較的堅調に推移し、一人当たりの外食支出額の増加、訪日外国人の増加などにより、前年比3.2%増加し、25兆4,006億円と推計されるようです。
 外食産業は、「給食主体部門」「料飲主体部門」「料理品小売業」の3つの部門に分けられ、飲食店、宿泊施設、社員食堂、病院給食などを含む「給食主体部門」の市場規模は、市場規模全体の79.5%を占め、20兆181億円と、前年より2.3%増加しました。
 給食主体部門に含まれる「飲食店」の市場規模は、前年より2.1%増加し、13兆4,965億円。内訳は、ファミリーレストランや一般食堂、専門料理店を含む「食堂・レストラン」(対前年増減率2.7%増)、「そば・うどん店」(立ち食いそば・うどん店を含む)(同5.8%増)、回転寿司を含む「すし店」(同1.5%増)は増加しました。
 特にファミリーレストランは、客数は伸び悩んでいるものの、ステーキなど高単価商品の販売比率が高まり客単価の上昇が続いているようです。「ガスト」「ジョナサン」を運営しているすかいらーくは、和食や喫茶業態を相次いで出店するなど、ファミリーレストランの垣根を越え出店しています。
 外食産業は人手不足と言われていますが、食文化の多様化により活躍の場は広がりを見せています。今後ますます、料理の世界で活躍できる人材育成が必要となるでしょう。

お役立ちDATA
初任給例約16万円〜21万円
(調理師・東京都の場合)
活躍の場□学校 □病院 □レストラン □企業内食堂 □フィットネスクラブ □独立開業 etc.
関連資格●調理師 ●栄養士 ●管理栄養士 ●製菓衛生師 ●フードコーディネーター

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