ゲーム関係の主な職業
オンライン市場1兆円突破
e-Sports効果も見逃せない
家庭用とオンラインの垣根は取り払われるか
スマートフォンやタブレットPCなどを主なプラットフォームとする日本のオンラインゲーム市場は、現在のゲーム市場全体のうちおよそ7割を占めています。その市場規模は10年以上成長を続け、ついに2017年には1兆円を突破しました。ですが、その成長速度は年々ゆるやかになってきており、近年中の現状維持化か縮小化が予想されます。
一方の家庭用ゲーム市場は、新しく登場したプラットフォーム「Nintendo Switch」が国内だけでなく世界的にヒットし、2017年度は久しぶりに前年度増となっています。このNintendo Switchは携帯ゲーム機としての側面も持ちますが、将来、こういったゲーム機がオンラインゲーム分野に食い込み、家庭用ゲーム機との垣根を取り払って両分野ともに融合と活性化を図る可能性も期待されています。
また現在は、VR(バーチャルリアリティ)体感型のゲームや、「Pokémon GO」などのようなAR(拡張現実)を使ったゲームなど、最新テクノロジーを用いたゲームが注目されています。今後はAIを使用したゲームが登場して、話題を集めるのではないでしょうか。
最後に、日本でも認知度が高まってきたゲームスポーツ競技「e-Sports」の影響も見逃せなくなってきました。PCゲームには海外のe-Sports大会で人気のタイトルが多くあるため、ここに来てPCゲーム市場が勢いづいています。
お役立ちDATA
初任給例 | 21万7000円(開発職) |
活躍の場 | □ゲームソフト制作会社 □ゲーム機制作会社 □家電会社(ゲーム部門) □音楽・映像プロダクション |
関連資格 | ●CGクリエイター検定 ●CGエンジニア検定 ●画像処理検定 ●色彩能力検定 ●基本情報技術者●C言語プログラミング能力認定試験 ●情報検定 ●マルチメディア検定 etc. |