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映画館で生中継も見られる「ODS」映画業界に吹く新しい風
高い2016年のハードル 前年度減ながらも大健闘
日本映画製作者連盟の発表による2017年の映画概況は、入場人数が前年度比3.2%減の1億7448万人、興行収入は同2.9%減の2285億7200万人となり、ともに減少しました。ただしこの年は、前年の2016年に「君の名は。」「シン・ゴジラ」という超大型ヒット作が相次ぎかつてない興行収入額を達成した次の年、ということもあり、若干の落ち込みは仕方がないと見られています。むしろ興行収入額では2016年に続いて歴代2位となっており、来年度以降に期待も集まります。
また、ODS(アザーデジタルスタッフ=コンサートやスポーツの中継など、映画館で公開される映画以外のデジタル映像作品)は2015年には録画部門・生中継部門合わせて総興行収入150億円を超え、映画分野の新しいビジネスとして、順調に成長を続けています。また、3D映像に加えて風や水しぶきなどを用い、映画の臨場感をさらに高める「4DX」などの体感型システムも話題になっており、活気づく現在の映画業界には、新規に力を試すチャンスが増えてきているように思えます。
お役立ちDATA
初任給例 | 22万7500円(大手映画会社大学卒実績) |
活躍の場 | □映画会社 □映像制作会社 □特殊効果プロダクション □芸能事務所 □声優プロダクション |
関連資格 | ●映像音響処理技術者資格認定 ●舞台・テレビジョン照明技術者技能検定 ●IBF国際メイクアップアーティスト認定試験 ●マルチメディア検定 ●日本語文章検定 etc. |