鉄道関係の仕事

鉄道関係の主な職業

つくにはチャート1

日常の足から特別な旅まで 生活に欠かせない交通を支える

高速鉄道と観光鉄道がこれからの鉄道を担う

分野について

 2016年度の鉄道旅客の延べ人数は約246億人で前年に比べ1.2%アップしました。走行性能やスピード、安全面の改善がなされた最新鋭の新型車両や、従来にはないサービスが次々に登場し、鉄道の強みを活かした戦略で利用客を増やしています。
 リニア中央新幹線は2027年の開業に向け、2017年から本格的に着工が開始されます。開通すれば、東京から大阪まで最短67分で行けることになります。国内のリニアモーターカーとして、唯一営業運転を行う愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の後に続くことができるのかという点においても期待が高まります。
 また、近年、鉄道各社は観光列車に力を入れています。観光列車とは移動を目的とするのではなく、内装を凝らした車両の中で、料理や宿泊サービスをゆっくり楽しめる列車のことで、特に最近では、高級志向の観光列車が注目されています。観光列車大国とも言われる九州ではJR九州が2013年から一泊数十万円の寝台列車「ななつ星in九州」を運行していますが、現在に至るまで予約が後を絶ちません。そして2017年はJR東日本で「TRAIN SUITE 四季島」が、JR西日本で「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」がそれぞれ運行を開始。どちらも「ななつ星」に匹敵する豪華な観光列車として注目を集めています。
 日本は人口減少にあり、その影響で将来的な旅客数の低下は見逃せない大きな課題となっています。しかしながら、高速鉄道や観光鉄道など高い付加価値をもった鉄道がこれからの業界を盛り上げていくことでしょう。

お役立ちDATA
初任給例16万円〜19.5万円
(厚生労働省「平成29年度 賃金構造基本統計調査」)
活躍の場□ステーションスタッフ □乗務員(車掌・運転士) □車両整備 etc.
関連資格●機械・プラント製図技能士(2級)●テクニカルイラストレーション技能士(2級)

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