適性があれば未経験スタートでも可
乗馬インストラクター
【どんな仕事?】乗馬はアニマルセラピーの効果も
乗馬といえば、最近では障がい者乗馬など、アニマルセラピーとしてのニーズも高まりつつあります。
乗馬インストラクターの仕事は、乗馬クラブで会員に乗馬を教えるのが主な仕事ですが、馬房の掃除、馬具の手入れ、エサを与えるなどの作業もあり、体力を要する仕事です。乗馬クラブ内にインストラクターの資格制度があり、実力に応じて級が上がっていきます。乗馬指導者の資格は、(公社)全国乗馬倶楽部振興協会が認定しています。
【つくには?】未経験でも努力次第でなれることも
乗馬インストラクターの仕事につくには、全国で大小あわせて約1000ヵ所ある乗馬クラブに就職することが必要です。かつては、大学などの馬術部出身者や、乗馬クラブの会員などが行っていましたが、最近は未経験者がいきなり就職して、研修や努力によって、インストラクターになるケースもあります。乗馬クラブの会員になってしばらく通い、自分がほんとうに向いているかどうか見極めるのも一つの方法です。障がい者乗馬インストラクターの場合は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など複数の資格を取得すれば就職に有利になります。
さらに乗馬の専門校で学ぶのも近道です。
競馬騎手(ジョッキー)
【どんな仕事?】実力がモノをいう厳しい世界
競走馬に騎乗し、レースの勝利を目指すことがジョッキーの仕事です。ただ馬に乗るだけではなく、馬の体調の把握や馬とのコミュニケーションをはかるなどの心づかいが必要なので、馬が好きというだけでは務まりません。大変厳しい世界ですが、実力次第では高収入が得られ、大きな感動や喜びを味わうこともできます。
【つくには?】
騎手になるには騎手免許が必要になります。騎手免許の発行元には、日本中央競馬会(中央競馬)・地方競馬全国協会(地方競馬)の2団体があり、中央競馬の場合は全寮制の競馬学校(千葉県白井市)で3年間の課程を修了すれば、騎手免許試験を受験することができ、試験合格後には騎手免許が与えられます。競馬学校の入学資格は、中学校卒業以上で20歳未満の者。また、体重は45〜48kg以下(年齢による)、視力は裸眼で左右とも0.8以上など。騎手の引退の平均年齢は30代後半。引退後は調教師など関係する職業につくことが多いようです。
きゅう務員
【どんな仕事?】競走馬に夢と情熱をかける
馬主から競走馬を預かり、食事の世話や健康管理、ケガをした時の応急手当や獣医の手配、寝ワラをきれいにするベッドメーキングなどを担当するのが、きゅう務員(厩務員)の仕事です。馬の調子を見極めながら、えさの飼葉を調教師の指示に従い調整します。また、馬を曳いたり、騎乗して歩かせたり、調教前の馬の準備運動も担当します。
以前のきゅう務員は馬を曳くぐらいでしたが、最近では馬をより強くするため、調教までおこなえる調教きゅう務員や、騎乗できるきゅう務員の需要が高まっています。
【つくには?】
日本中央競馬会(JRA)のきゅう務員になる場合は、中央競馬会競馬学校のきゅう務員課程(6ヵ月)を卒業し、日本調教師会が行う採用試験に合格することが必要です。
地方競馬全国協会の場合は、調教師と雇用契約を結び、各競馬場の主催者(関東の場合は関東地方公営競馬協議会)の認定後、各厩舎ごとの採用になります。
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