運転技術を製品開発に生かす
どんな仕事?
試作中の自動車を運転し、測定機器などでは分からない操縦性などを体で感じ取り、製造担当の技術者に伝える仕事です。車を蛇行させてハンドルの手ごたえから操縦性能を判断したり、濡れた路面でタイヤを滑らせてブレーキ性能を試したりします。テスト走行中に異変を感じた時は、部品の交換や調整で原因を追求します。そして数値に表れない微妙な感触を、技術者にとってわかりやすい、具体的な文章にして報告書を作成します。
つくには?
特別な資格はありませんが、自動車運転免許は必要です。自動車メーカーやタイヤメーカーに採用され技術開発部門などに配属後、一定期間の研修を経てテストドライバーになります。初めは先輩のアシスタントとしてエンジンのチェックやタイヤ交換などを担当し、車に関する知識を深めながら、テストドライバーとしての経験を積んでいきます。
関連学科
機械工学科、自動車工学科 など