漫画編集者

必要なのは作品をプロデュースする能力

どんな仕事?

企画を立てて、漫画家と二人三脚

 本を作るのが編集者ということは上段で説明していますが、漫画雑誌や単行本に特化した仕事をするのが漫画編集者です。誌面内容の企画から、描く漫画家の選定、交渉、締め切りの設定や原稿の入稿などの進行管理、校正など、仕事内容は多彩です。漫画家に自分から描いてほしい作品を依頼することもあれば、逆に作者からの企画持ち込みもあります。雑誌での連載が続けば、作品を数回分まとめて単行本を発行します。
 人気の出る漫画を作るには、編集者の企画力、漫画家によい作品を描いてもらうための交渉力、そして進行管理能力が必要です。特に週刊誌の場合は、毎週締め切りに間に合うよう作品を仕上げてもらうため、作品の制作状況やスケジュールをしっかり把握してこれを守らなければいけません。

つくには?

学校を卒業して出版社へ就職

 漫画編集職希望者も他の編集職と同じく、大学・短大・専門学校などを卒業してから、出版社・編集プロダクションへの就職を目指します。知識と教養と事務処理能力が求められる仕事です。また、締め切り間際など長時間労働になることもあるため、体力も重要です。

適性は?

知識と教養、好奇心、そして交渉力

 漫画のテーマはさまざまであり、幅広い事柄に興味を持つことが求められます。面白い企画を立て漫画家のアイデアを形にするためには、日常の細かいところに興味を持つ好奇心が大切です。また、いろいろな漫画家に作品を依頼できる人脈づくりができるコミュニケーション力や交渉力も大切です。

関連学科

漫画学科/漫画クリエイター科/総合マンガ科 など

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