超高齢社会でニーズが高まり、専門知識が求められる
どんな仕事?
看護師の仕事は、医療・保健・福祉チームの一員として、健康障害や健康に不安を持った人たちへの援助が基本となります。病院では、医師の助手として診療上の補助や、入院患者の日常生活の世話なども担当します。福祉施設では、日常の健康管理を中心とした仕事を担当します。また、訪問看護では在宅の高齢者などの健康管理を行います。
人口の多い団塊世代が75歳以上の後期高齢者になる「2025年問題」を目前に控え、深刻な看護師不足になることが予想され、看護師の需要はますます高まっています。
つくには?
看護師国家試験に合格すると免許が取得できます(厚生労働大臣の免許)。国家試験の受験資格を得て、高等学校卒業後に看護師免許を取得するにはつぎのような方法があります。
①高校卒業→看護大学卒業
②高校卒業→統合カリキュラム指定養成施設(4年課程)卒業
③高校卒業→看護短大(3年課程)卒業
④高校卒業→看護師学校・養成所(3年課程)卒業
その他にも、7年間の准看護師(後述)の実務経験の後、2年間の通信制看護学校を修了して看護師国家試験受験資格を得る方法もあります。准看護師として働きながら単位を取るもので、臨地実習が少ないカリキュラムです。また2020年4月より専門職大学も設置予定となっています。
適性は?
看護師になるにはまず、心身ともに健康であることがあげられます。さらに、人のためになにかをすることが好きであり、情緒豊かで思いやりがある人柄が求められます。
また、人口の高齢化、疾病構造の変化、医療の高度化や専門化にともない、これからはさらに高度な能力が必要とされるでしょう。
何より、病気やケガで弱っている患者に対して、専門知識に裏打ちされた明るい笑顔で元気づけられることが大切です。
関連学科
看護学科 など
持っていると有利な資格
保健師、助産師、保育士 など